烏川真由美
エリカ

「お前に謝らなきゃいけないことがある
一度だけ嘘をついた
もう愛してないと
だが、お前への愛はけして変わらない
永遠に」

不純な女の純粋な愛。
真由美さまは、自分の望んでいたものを、あまり得ていません。でも、ミキとの愛に殉じます。
独特の口語表現に、なぜか聞き取りに苦労しました。だけど、それがとても真由美さまらしくて、美しい場面になっています。
エリカさんの妖艶な演技が、この物語により華やかさを加えていました。その複雑な表情、ミキの美しい死に顔。木々と湖面の緑と、ミキのカラーである青が調和して、美しい場面です。
周りは春の命に満ちているのに、ふたりは死んでいきます。

 

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